Canon 7(キャノン7)レンジファインダーカメラ買取 | 専門店が高価買取

一眼レフカメラが市場を席巻し始めた1961年、それでもなおレンジファインダーカメラの需要が根強く残ると判断したキヤノン(Canon)が世に送り出した「キャノン7(Canon 7)」は、同社レンジファインダーの集大成として誕生しました。切り替え式ブライトフレーム、セレン露出計の内蔵、そして伝説の50mm F0.95「ドリームレンズ」専用バヨネットマウントの搭載により、Leica M3に真っ向から挑んだ意欲作です。1961年9月から1965年初頭まで製造され、約137,250台という同社レンジファインダー史上最多の生産台数を記録しました。

当店では、キャノン7本体はもちろん、後継モデルの7s・7sZ、対応レンズ(M39スクリューマウント)、純正アクセサリーまで、状態に関わらず専門知識に基づいた適正価格で買取いたします。

「セレン露出計が動かない」「シャッター幕にシワがある」「レンジファインダーがズレている」という状態でも、まずはお気軽にご相談ください。

当店のキャノン7(Canon 7)の買取について

Canon(キャノン)7査定で、まずそう思ってもらうのが当店の目標です!

買取責任者 舟山学
カメラ買取専門店 近江屋
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他店で安く査定されたお客様も、ぜひ一度ご相談ください。専門知識を持つ私が責任を持って査定いたします」

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キャノン7(Canon 7) 買取強化中のモデル

Canon 7(初期型・1961-1965年)

参考買取価格: 応相談

  • セレン露出計内蔵(高低2段切り替え式)
  • 切り替え式ブライトフレーム(35/50/85・100/135mm)
  • M39スクリューマウント + 外部バヨネットマウント
  • 特徴: Canon最多生産のレンジファインダー。137,250台製造。アクセサリーシューなし

Canon 7s(改良型・1965-1967年)

参考買取価格: 応相談

  • CdS露出計に変更(高精度化)
  • アクセサリーシュー追加
  • 約20,000台のみ製造
  • 特徴: 7の改良版。希少性が高くコレクター需要あり

Canon 7sZ / 7s Type II(最終型・1967-1968年)

参考買取価格: 応相談

  • ファインダー改良(近視対応・ゴースト低減)
  • 巻き戻しノブ大型化(途中変更)
  • 約4,000台のみ製造
  • 特徴: Canon最後のレンジファインダー。超希少モデル

その他の関連商品も高価買取

対応レンズ(M39/LTMスクリューマウント)

  • Canon 50mm F0.95(ドリームレンズ・専用バヨネット) – 伝説の超大口径レンズ。現在では数十万円の価値
  • Canon 50mm F1.4 / F1.8 – 定番標準レンズ。真鍮製初期型は特に評価高
  • Canon 35mm F2 / F1.8 – 広角レンズ。7の切り替えフレームに対応
  • Canon 100mm F2 / 135mm F3.5 – 中望遠・望遠レンズ

純正アクセサリー

  • アクセサリーカプラー(7専用) – Canon 7にアクセサリーシューを追加する希少品
  • ミラーボックス2 – 専用バヨネット接続のミラーアタッチメント
  • 元箱・取扱説明書・保証書 – 揃っていると査定額大幅アップ

レンズ・アクセサリー単体でも買取可能です。

2025年12月現在 キャノン7(Canon 7)高価買取中

なぜ今、キャノン7が高く売れるのか?

遺品整理や古いカメラの処分をご検討中の方へ。キャノン7(Canon 7)は以下のような理由で、一般の総合買取店やリサイクルショップでは適正に評価されにくいカメラです。

遺品整理や生前整理で大判カメラを売却したい
・「古いカメラだから値段がつかない」と断られる
・「動作確認できないのでジャンク扱い」と安値を提示される
・「レンジファインダーは需要がない」と誤解される
・キャノン7と7s・7sZの違いを理解していない

キャノン7(Canon 7)のような名機は、「実用品」としてだけでなく「コレクターズアイテム」としての需要もあります。 初期型と7s、7sZの製造台数の違いや、シリアルナンバーによる製造時期の特定、セレン露出計とCdS露出計の違いといった細かな点が、買取価格に大きく影響します。

当店のスタッフは、こうしたマニアックな価値を理解しているため、見落とされがちなプレミア要素も正しく評価します。

遺品整理・出張買取も対応

古いカメラが複数台出てきた、重くて持ち運べない、そんな場合でも大丈夫です。当店では東京23区および近郊エリアへの無料出張買取を行っております。キャノン7以外のカメラやレンズもまとめて査定いたします。

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キャノン7(Canon 7)とは

レンジファインダー時代の終焉に生まれた最高傑作

1961年は、カメラ業界にとって大きな転換期でした。1959年にNikonがNikon Fを発表し、一眼レフカメラの時代が幕を開けていました。キヤノン(Canon)も1959年に初の一眼レフ「Canonflex」を市場投入していましたが、報道写真や速写性を重視するプロフェッショナルの間では、依然としてレンジファインダーカメラへの需要が根強く残っていたのです。

そうした背景のもと、キヤノンは同社レンジファインダーの集大成として「キャノン7(Canon 7)」を開発しました。設計を任されたのは前川正道(Masamichi Kakunodate)で、彼は失敗に終わったCanonflexの反省を活かし、時間をかけて完成度を高めることに専念しました。

Canon 7は1961年9月に発売され、第7回Photokinaにおいて中級機「Canonet」とともに発表されました。発売当時の価格は、ボディ単体で47,500円(50mm F1.4付き)、50mm F0.95付きで86,000円でした。

キヤノン最多生産のレンジファインダー

キャノン7(Canon 7)は、同社レンジファインダー史上最も成功したモデルとなりました。1961年から1965年初頭までの製造期間で、約137,250台が生産されています。これは前モデルのCanon P(約87,875台)を大きく上回り、Nikon全レンジファインダーの合計生産台数(約137,000台)にも匹敵する数字です。

後継機の7s(約20,000台・1965-1967年)、7sZ(約4,000台・1967-1968年)を含めると、キャノン7シリーズ全体では約157,000台が生産され、1968年9月に最終ロットが完成するまで、7年以上にわたりキヤノンのレンジファインダーラインを支え続けました。

技術的特徴

1. 切り替え式ブライトフレーム

Canon 7最大の特徴は、ファインダー内のブライトフレームを手動で切り替えられる機構です。トッププレート上のダイヤルを回すことで、35mm・50mm・85/100mm・135mmの4種類のフレームラインを表示できます(85mmと100mmのみ同時表示)。

これはLeica M3の自動切り替え式に対抗する機能でしたが、Canonは固定0.8倍率のファインダーを採用することで、明るくクリアな視界を実現しました。フレームラインは視差自動補正機能を備え、近距離撮影時でも正確なフレーミングが可能でした。

2. セレン露出計の内蔵(Canon 7のみ)

Canon 7は、同社レンジファインダーで初めて露出計を内蔵したモデルです。ボディ前面の大型セレン光電池は高低2段切り替え式で、ISO 100の条件下でEV 6-13(低感度モード)およびEV 12-19(高感度モード)の測光が可能でした。

トッププレート中央には露出計の指針が表示され、シャッター速度ダイヤルと連動して適正絞り値を示す仕組みでした。電池不要のセレン式のため、寒冷地でも動作が安定するという利点がありました。

3. 金属幕フォーカルプレーンシャッター

Canon 7のシャッターは、極薄の金属箔を使用した横走行フォーカルプレーンシャッター(2軸式)でした。布幕シャッターのレンジファインダーでは、太陽光に長時間さらすとレンズが虫眼鏡のように作用してピンホールができる問題がありましたが、金属幕はこの問題を回避できました。

シャッター速度は1秒〜1/1000秒、B(バルブ)、T(タイム)、X(フラッシュ同調)を備えています。Canon 7のシャッター音は「tsschnk」という金属的な響きで、Leica M系の布幕シャッターよりもやや大きな音でしたが、決して不快ではありませんでした。

4. M39スクリューマウント + 専用バヨネットマウント

Canon 7は、従来のM39(LTM)スクリューマウントに加え、外周に専用の3爪バヨネットマウントを装備しています。このバヨネットマウントは、Canon 50mm F0.95「ドリームレンズ」およびミラーボックス2専用で、他のレンズには使用されませんでした。

M39スクリューマウントは、Leica、Nikon、ソ連製など、多数のメーカーのレンズと互換性があるため、レンズ資産の豊富さがCanon 7の大きな魅力でした。

5. レンジファインダー機構

有効基線長47.2mmのレンジファインダーは、矩形パッチ式で、ファインダー中央に配置されていました。Leica M3の円形パッチほどシャープではないものの、十分な精度とコントラストを持ち、実用上の問題はありませんでした。

最短合焦距離は3.5フィート(約1.06m)で、これ以下の距離ではレンジファインダーが非連動となります。

Canon 7の弱点

Canon 7には、いくつかの設計上の弱点も存在しました。

アクセサリーシューの欠如 – 初期型Canon 7には、アクセサリーシューが装備されていませんでした。これは、トッププレート中央に露出計の表示部があったためです。Canon 7専用の「アクセサリーカプラー」(フラッシュ用バヨネット接続)を使用することでアクセサリーシューを追加できましたが、この部品は希少で高価です。後継機の7sでアクセサリーシューが追加されました。

金属幕のシワ – Canon 7の金属箔シャッター幕は、経年劣化や不適切な取り扱いにより「シワ(wrinkles)」ができやすい問題がありました。幸い、シワがあっても撮影結果には影響しないケースが多く、シャッターが正常に動作する個体は今でも多数存在します。

重量 – Canon 7はボディ単体で620g、50mm F0.95レンズを装着すると約893gに達し、同時代のLeica M3(本体約580g)よりも重量がありました。携帯性よりも堅牢性と機能性を優先した設計と言えます。

Leica M3との比較

Canon 7は、Leica M3への対抗馬として開発されましたが、実際には異なる哲学を持つカメラでした。

  • マウント: Canon 7はM39スクリューマウントを採用し、既存の膨大なレンズ資産と互換性を保ちました。一方、Leica M3は新開発のMバヨネットマウントを採用し、レンズ交換の速さと確実性を優先しました
  • ファインダー: Leica M3は0.91倍率の高倍率ファインダーで、50mm・90mm・135mmに最適化されていました。Canon 7は0.8倍率で、35mm〜135mmまでカバーする汎用性を重視しました
  • 価格: Canon 7は、Leica M3の約1/3〜1/2の価格で購入でき、コストパフォーマンスの面で圧倒的に有利でした
  • 生産台数: Leica M3は1954-1966年の12年間で約220,000台、Canon 7シリーズは1961-1968年の7年間で約157,000台が製造されました。つまり、Canon 7は生産期間あたりの台数ではLeica M3の約71%を達成していたことになります

海外のユーザーレビューでは、「Canon 7は、Leica M3を買う予算がない人のための最良の選択肢ではなく、それ自体が優れたカメラである」という評価が多く見られます。

キャノン7(Canon 7)が高価買取される理由

1. 同社レンジファインダー最多生産台数の歴史的価値

キャノン7(Canon 7)は、キヤノンが30年以上にわたり製造したレンジファインダーカメラの集大成であり、約137,250台という同社最多の生産台数を記録しました。この数字は、Canon Pの約1.5倍、Nikon SP(約22,000台)の約6倍に相当します。

つまり、キャノン7は「希少性」よりも「完成度の高さが市場に認められた証」として価値があるのです。多くのプロフェッショナルと写真愛好家が実用機として選んだ信頼性が、現在でも中古市場で評価されています。

2. フィルム写真ルネサンスによる実用需要

デジタルカメラ全盛の現代において、逆説的にフィルム写真の魅力が再発見されています。特にレンジファインダーカメラは、静粛性・コンパクト性・直感的な操作性から、ストリートフォトグラフィーや旅行撮影で根強い人気があります。

Canon 7は、60年以上前のカメラでありながら、今でも実用機として十分な性能を持っています。M39スクリューマウントの豊富なレンズ資産(Canon、Leica、Voigtländer、ソ連製など)を活用できる点も、実用派から高く評価されています。

3. Leica代替機としての圧倒的コストパフォーマンス

Leica M3の中古価格が高値で推移する中、Canon 7は数万円〜で入手でき、「LTMレンズを使いたいが、予算が限られている」というユーザーに最適な選択肢となっています。

海外のレビューサイト「CameraQuest」は、「Canon 7は、あらゆるLeicaスクリューマウントボディの中で最も優れた実用機である」と評価しています。実際、Canon 7のファインダーの明るさ、切り替え式フレームラインの使いやすさ、金属幕シャッターの耐久性は、多くのLeicaスクリューマウント機を上回ると言われています。

4. キャノン50mm F0.95「ドリームレンズ」との組み合わせ

キャノン7(Canon 7)専用に開発された50mm F0.95レンズは、量産レンジファインダーレンズ史上最大口径を誇り、「ドリームレンズ」の愛称で知られています。このレンズ単体の中古価格は現在、10万円以上で取引されており、キャノン7本体とセットで保存されている個体は特に高い評価を受けます。

F0.95レンズは開放では柔らかい描写ですが、絞ればシャープな画質が得られ、ポートレートや低照度撮影で独特の表現力を発揮します。多くの個体がLeica Mマウントに改造されてしまったため、オリジナルのバヨネットマウント仕様は希少性が増しています。

5. 後継機7s・7sZの希少性

Canon 7の改良版である7sは約20,000台、最終型の7sZは約4,000台のみ製造されました。7sZはNikon SP(約22,000台)の約1/5という超希少モデルで、コレクター市場では高いプレミアムがつきます。

7sは露出計がCdS方式に変更され、アクセサリーシューが追加されたことで実用性が向上しています。7sZはファインダーが改良され、近視のユーザーでも使いやすくなりました。これらのモデルは、Canon 7よりもさらに高い買取価格が期待できます。

6. 修理・メンテナンスの可能性

Canon 7の金属幕シャッターは、布幕に比べて耐久性が高く、適切にメンテナンスすれば長期間使用できます。現在でも、日本国内・海外にCanon 7を修理できる技術者が存在し、部品の入手も比較的容易です。

そのため、「セレン露出計が故障している」「レンジファインダー調整が必要」という個体でも、修理後の再販を見込んだ買取が可能です。

査定金額の理由について

キャノン7(Canon 7)を大事にしてた人ほど、納得して売ってほしい

対応レンズとの相性

Canon 7の真価を発揮するのは、豊富なM39(LTM)スクリューマウントレンズとの組み合わせです。

Canon純正レンズ

Canon 50mm F1.8(Serenarブランド)
6群6枚構成の標準レンズ。初期の真鍮製モデルは特に評価が高く、開放から高いコントラストとシャープネスを発揮します。アルミ鏡筒の後期型は曇り(haze)が発生しやすいため、購入時は注意が必要です。

Canon 50mm F1.4
F1.8よりもわずかに明るく、ボケ味が柔らかい特徴があります。開放では若干の収差がありますが、F2.8まで絞れば非常にシャープです。

Canon 50mm F0.95(ドリームレンズ)
7群5枚構成のガウスタイプ設計。Canon 7専用バヨネットマウントでのみ装着可能です。開放F0.95では極浅い被写界深度と独特の柔らかさがあり、ポートレートや低照度撮影で威力を発揮します。絞ればシャープになりますが、逆光耐性は低くフレアが発生しやすい傾向があります。

Canon 35mm F2 / F1.8
7群4枚構成の広角レンズ。Canon 7の切り替え式フレームラインに対応し、ストリートフォトグラフィーに最適です。F2版は特に評価が高く、ドイツ製レンズに匹敵する描写力を持つと言われています。

Canon 100mm F2
中望遠レンズとしては驚異的なF2という明るさを持ち、ポートレートや報道撮影で活躍しました。レンジファインダーでF2の100mmレンズを使いこなすには熟練が必要ですが、成功すれば素晴らしい結果が得られます。

他社レンズとの互換性

Leica / Leitz製レンズ
Summicron 50mm F2、Summitar 50mm F2、Elmar 50mm F3.5など、Leica M39レンズはすべてCanon 7で使用可能です。ただし、一部の広角レンズ(Super-Angulon 21mmなど)は、Canon 7内部のバッフル(遮光板)に干渉するため使用できません。

Nikon(日本光学)製レンズ
Nikkor-HC 50mm F2、W-Nikkor 35mm F3.5など、Nikon製M39レンズも使用可能です。Nikkor-PCレンズシリーズは特に評価が高く、Canon 7との組み合わせで優れた結果が得られます。

Voigtländer製レンズ
現代のVoigtländer製M39レンズ(Color-Skopar 35mm F2.5、Ultron 35mm F1.7など)も使用可能で、現代的なコーティングと高い解像力を持ちます。

ソ連製レンズ
Jupiter-8 50mm F2(Zeiss Sonnar設計)、Jupiter-12 35mm F2.8(Zeiss Biogon設計)など、ソ連製M39レンズは非常に安価ながら、個体差はあるものの優れた描写力を持つものがあります。ただし、Jupiter-12はCanon 7の内部バッフルに干渉するため使用できません。

注意が必要なレンズ

  • 沈胴式レンズ(collapsible): 多くの沈胴式レンズはCanon 7の内部機構に干渉するため使用不可
  • 広角レンズ(一部): 後玉が大きい超広角レンズは内部バッフルに接触する可能性あり
  • 最短撮影距離: Canon 7のレンジファインダーは3.5フィート(約1.06m)以下では非連動となるため、より近距離で合焦するレンズでも目測撮影が必要

高額査定につながるポイント

お手持ちのキャノン7(Canon 7)がどのくらいの価値があるか、以下のポイントでセルフチェックできます。

1. モデルによる基本価値

Canon 7(初期型・1961-1965年)
最も流通量が多いモデルですが、状態が良好であれば高額買取の対象となります。特に製造初期のシリアルナンバー(80xxxx台)は、コレクター需要があります。

Canon 7s(1965-1967年)
約20,000台のみの生産で、Canon 7よりも希少性が高く評価されます。CdS露出計の動作状況が査定のポイントです。

Canon 7sZ / 7s Type II(1967-1968年)
約4,000台の超希少モデル。製造最終期のレンジファインダーカメラとして歴史的価値があり、コンディションが良好であれば非常に高い評価を受けます。

2. 外観・コンディション

外装の仕上げ
シルバークローム仕上げが標準ですが、ブラックペイント仕上げは極めて希少で、プレミアム価格がつきます。ブラックペイント版Canon 7は、eBayなどで10万円〜20万円以上で取引されることもあります。

塗装の状態
真鍮製ボディの上にクロームメッキが施されているため、使用による摩耗で真鍮地が露出している個体が多く見られます。これは「ブラッシング(真鍮磨き)」と呼ばれ、ヴィンテージカメラの味として許容されますが、過度な摩耗は査定額に影響します。

革張りの状態
ボディ前面と背面の革張り(モロッコ革調)が剥がれている個体も多く見られます。オリジナルの革が良好な状態で残っていれば、プラス評価となります。

3. ファインダー・レンジファインダーの状態

ファインダーのクリアさ
ファインダー内部にカビ・曇り・ホコリがないことが重要です。Canon 7のファインダーは分解清掃が可能ですが、未清掃でクリアな個体は高く評価されます。

ブライトフレームの表示
4種類のブライトフレーム(35/50/85・100/135mm)がすべて正常に表示され、パララックス補正が機能していることを確認します。

レンジファインダーの精度
二重像の合致が正確で、水平・垂直方向のズレがないことが理想です。Canon 7はユーザー側でレンジファインダー調整が可能ですが、調整が必要な個体は若干の減額となります。

4. シャッター・機構部

シャッター幕の状態
Canon 7の金属幕シャッターは、経年により「シワ(wrinkles)」ができることがあります。シワがあっても撮影には影響しないケースが多いですが、シワのない滑らかな幕を持つ個体は希少で高評価です。

シャッター速度の精度
全速(1秒〜1/1000秒)が正確に動作し、B・T・Xモードが機能していることが重要です。低速シャッター(1秒〜1/15秒)の粘りや高速シャッター(1/500〜1/1000秒)の不正確さは、オーバーホールで改善可能です。

巻き上げレバーの動作
140度のストロークで滑らかに巻き上がり、小刻み巻き上げ(分割巻き上げ)が可能であることを確認します。レバーが重い・引っかかる症状がある場合は、内部グリス固着の可能性があります。

セルフタイマーの動作
ボディ前面のセルフタイマーが正常に動作するかチェックします。動作しない個体も多いですが、実用上の影響は少ないため、大幅な減額にはなりません。

5. 露出計(Canon 7 / 7s / 7sZ)

セレン露出計(Canon 7)
セレン光電池は経年劣化により感度が低下・停止することが多く、現存するCanon 7の大半で露出計が動作していません。しかし、稀に正常動作する個体があり、そのような個体は大幅なプラス評価となります。

CdS露出計(7s / 7sZ)
7s・7sZのCdS露出計は、セレン式よりも動作している確率が高いです。電池(625型水銀電池またはLR44等の代替品)を入れて動作確認できれば、高評価につながります。

6. 付属品・アクセサリー

元箱・取扱説明書・保証書
オリジナルの元箱と取扱説明書が揃っていると、査定額が数万円アップする可能性があります。特にCanon 7の元箱は希少性が高く、コレクターに人気です。

アクセサリーカプラー(Canon 7専用)
Canon 7にアクセサリーシューを追加するための専用アクセサリーです。日本国外では入手困難で高価なため、付属している場合は高評価です。

Canon 50mm F0.95レンズ
ドリームレンズがボディとセットで保存されている場合、セット価格としての価値が非常に高くなります。レンズ単体でも15万円〜40万円以上の価値があります。

ミラーボックス2
専用バヨネットマウント接続のミラーアタッチメントで、一眼レフのようにファインダーで像を確認できます。希少なアクセサリーです。

ケース・ストラップ
純正の革ケースやストラップが付属していると、プラス評価となります。

7. シリアルナンバー・製造時期

Canon 7のシリアルナンバーは、製造時期を特定する手がかりとなります。

  • 80xxxx番台: 1961年初期生産
  • 81xxxx〜85xxxx番台: 1961-1962年
  • 86xxxx〜89xxxx番台: 1962-1963年
  • 90xxxx〜93xxxx番台: 1963-1964年
  • 94xxxx〜95xxxx番台: 1964-1965年初頭

特に製造初期(80xxxx番台)や最終期(95xxxx番台)は、コレクター需要が高まる傾向があります。

8. 動作確認の有無

動作未確認でも買取可能ですが、以下の動作が確認できていると査定がスムーズです。

  • シャッターが全速で切れる
  • 巻き上げレバーが正常に動作
  • レンジファインダーで合焦できる
  • フレームライン切り替えダイヤルが動作
  • フィルム巻き戻しクランクが動作

査定額が下がる要因

以下のような状態でも買取可能ですが、査定額に影響する場合があります。

セレン露出計が動作しない(Canon 7)
→ 大半の個体で停止しているため、大幅な減額にはなりません。露出計なしでも実用可能です。

シャッター幕にシワ(wrinkles)がある
→ 金属幕の特性上、シワができやすいですが、撮影には影響しないケースが多いです。状態により減額幅が変わります。

レンジファインダーがズレている
→ ユーザー側で調整可能なため、調整手順を説明した上で適正価格で買取します。

ファインダー内にカビ・曇りがある
→ 分解清掃で改善可能です。程度により減額幅が変わります。

外装にブラッシング(真鍮露出)がある
→ ヴィンテージカメラの味として許容されますが、過度な摩耗は減額対象です。

革張りが剥がれている・補修跡がある
→ 交換修理が可能なため、大幅な減額にはなりません。

低速シャッターが粘る・高速シャッターが不正確
→ オーバーホールで改善可能なため、修理費用を考慮した買取価格を提示します。

付属品がない
→ 本体のみでも買取可能です。付属品の有無による差額は明確にお伝えします。

重要: 上記のような状態でも買取可能です。キャノン7(Canon 7)は金属幕シャッターの耐久性とM39マウントの汎用性により、故障していても修理後の再販需要があります。まずはお気軽にご相談ください。

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よくあるご質問

Q1: 動作確認ができていないのですが、買取可能ですか?

A: はい、可能です。当店では動作未確認の状態でも買取いたします。査定時に動作確認を行い、状態に応じた適正価格を提示いたします。

Q2: 箱や説明書がないのですが、査定額に影響しますか?

A: 付属品の有無は査定額に影響しますが、本体の状態が良好であれば十分な価値があります。キャノン7(Canon 7)は付属品なしでも他店より高額買取できるケースが多いため、まずはご相談ください。

Q3: 他店で「買取不可」と言われたのですが…

A: 一般的な買取店では価値を判断できないカメラでも、専門店である当店なら買取可能な場合が多くあります。「古すぎる」「壊れている」と言われたキャノン7(Canon 7)でも、ぜひ一度査定させてください。

Q4: 査定だけでもいいですか?

A: もちろんです。「手元に置いておくか売却するか迷っている」という方も大歓迎です。現在の市場価値を知ることで、今後の判断材料にしていただけます。査定料、キャンセル料は一切かかりません。

Q5: 1台だけでも買取してもらえますか?

A: はい、1台からでも喜んで買取させていただきます。「これだけのために来てもらうのは申し訳ない」とお考えの必要はありません。大切なキャノン7を適正価格で買取いたします。

Q6: 遺品整理で出てきたのですが、価値が分かりません

A: キャノン7(Canon 7)は非常に価値のあるカメラです。状態によっては予想以上の高額査定となる可能性があります。特に7s・7sZ、ブラックペイント版、50mm F0.95レンズ付きモデルは高く評価されます。必ず専門店で査定を受けることをおすすめします。

Q7: 宅配買取の場合、送料は負担してもらえますか?

A: はい、当店が全額負担いたします。梱包材も無料でお送りしますので、お客様のご負担はゼロです。万が一、輸送中の破損があった場合も、当店が加入する保険で対応いたします。

Q8: 身分証明書は何が必要ですか?

A: 運転免許証、パスポート、マイナンバーカード、健康保険証のいずれかをご用意ください。古物営業法により、すべての買取時に身分証の確認が義務付けられています。

Q9: 革が剥がれているのですが、修理してから売った方がいいですか?

A: いいえ、そのままの状態でお持ちください。素人修理は逆に価値を下げる場合があります。当店では修理費用を考慮した適正価格で買取いたします。

Q10: セレン露出計が動かないのですが、買取できますか?

A: はい、買取可能です。キャノン7(Canon 7)のセレン露出計は経年劣化により大半の個体で停止していますが、露出計なしでも外部露出計やスマートフォンアプリを使用して実用可能なため、一定の需要があります。露出計の動作状況を考慮した適正価格で買取いたします。

Q11: キャノン7、7s、7sZの見分け方が分かりません

A: 以下の特徴で見分けられます。

  • キャノン7(Canon 7): トッププレート中央に露出計表示あり、アクセサリーシューなし、前面の露出計窓が大きい長方形
  • キャノン7s(Canon 7s): アクセサリーシュー追加、前面の露出計窓が丸形(CdS)、三脚穴が中央寄りに移動
  • キャノン7sZ(Canon 7sZ): 7sとほぼ同一だが、巻き戻しノブが大型化、レンジファインダー調整ポート位置が「Canon」ロゴの2つ目の「n」の上

シリアルナンバーや外観の特徴からモデルを特定いたしますので、分からない場合はそのままお伝えください。

Q12: 出張買取の対応エリアを教えてください

A: 東京23区、神奈川、千葉、埼玉および近郊エリアは無料出張いたします。それ以外のエリアも対応可能な場合がありますので、まずはお問い合わせください。遠方の場合は宅配買取が便利です。キャノン7以外のカメラやレンズが複数台ある場合、まとめて査定することでより正確な評価が可能です。